お香や香立てに不具合がある、リコール対象かもしれない、使用中に発煙・発火・破損が起きた——そのようなときは、原因を自分で断定したり、状態を確かめるために再使用したりしないでください。火災やけがの危険がある場合は、記録より先に身の安全、避難、必要な通報・受診を優先します。
緊急時は安全確保が最優先です
炎や煙が大きい、周囲へ燃え移った、消火が難しい、けがや体調不良がある場合は、その場から離れて周囲へ知らせ、119番通報など必要な対応をしてください。危険を冒して商品や写真を取りに戻らないでください。
アイキャッチは内容理解のために生成した概念画像です。実在の回収対象品、実物ラベル、メーカー・行政機関の公式画面ではありません。
平時に控えておきたい商品情報
リコール対象か確認するときは、商品名だけでは十分に絞り込めない場合があります。購入時や使用前に、パッケージや商品ページから次の情報を確認しておくと照合しやすくなります。
- メーカー・輸入事業者・販売事業者名
- 商品名、ブランド名
- 品番、型番、ロット番号、JANコードなど
- 購入日、購入店、注文番号
- 色、サイズ、材質など対象範囲を区別できる特徴
- 説明書、外箱、ラベル、販売ページの記録
手作り品や型番がない商品でも、購入先、購入時期、商品写真、注文履歴を残しておくと、販売者へ問い合わせる際の手掛かりになります。

リコール情報を確認する順序
- 商品の使用をいったん止める
- メーカー・販売者の公式サイトや購入時の連絡を確認する
- 消費者庁リコール情報サイトでメーカー名・商品名・型番を検索する
- 対象期間、型番、ロット、色やサイズなどを照合する
- 対象の可能性がある場合は、事業者の最新案内に従う
消費者庁リコール情報サイトでは、カテゴリ、キーワード、または両方を組み合わせて検索できます。連続した型番が範囲表記されている場合、中間の番号だけでは検索結果に出ないことがあるため、メーカー名や商品名でも確認します。
掲載情報は更新されることがあり、対象商品の扱いは商品ごとに異なります。リコールサイトだけで判断を終えず、詳細画面にある事業者の最新情報と連絡先も確認してください。
対象か分からないときにしないこと
- 試しにもう一度点火・加熱する
- ひびや変形を接着したり、削ったりして使い続ける
- 焦げ、発煙、異臭などの原因を分解して確かめる
- 事業者へ確認する前に商品表示や外箱を捨てる
- リコール情報が見つからないことを「安全の証明」と考える
検索結果にない商品でも、安全性を保証されたことにはなりません。異常がある場合は使用を止め、メーカー・輸入事業者・販売者へ商品情報と状況を伝えてください。

事故や異常が起きた直後の優先順位
| 順序 | 行動 | 考え方 |
|---|---|---|
| 1 | 身の安全を確保する | 煙や炎、熱、割れた破片から離れ、避難経路を確保する |
| 2 | 周囲へ知らせる | 一人で抱えず、必要に応じて避難を促す |
| 3 | 通報・受診する | 火災、けが、体調不良の状況に応じて119番等へ連絡する |
| 4 | 再使用を止める | 安全確認が済むまで点火・加熱・通電しない |
| 5 | 安全な範囲で記録する | 危険がなくなってから写真や状況を残す |
消防庁は、火災時には周囲へ知らせ、初期消火・避難・通報を実施すること、複数人なら役割分担することを案内しています。炎が大きいなど自分での対処が難しい場合は無理をせず、身の安全を確保して119番通報します。
安全を確保してから残す情報
危険がなくなり、消防・警察・医療機関などから指示がある場合はそれを優先したうえで、次の情報を整理します。事故原因や責任を自分で断定するためではなく、事業者や相談窓口へ状況を正確に伝えるための記録です。
- 発生日時、場所、使用開始からの時間
- 使っていたお香、香立て、香炉、敷物、点火具
- 商品のメーカー名、商品名、品番・型番・ロット
- 設置場所、周囲の可燃物、換気、使用方法
- 発煙、発火、破損、異臭、焦げ、やけど等の経過
- 安全に撮影できる場合の現場・商品・包装の写真
- 購入記録、注文番号、レシート、説明書
- 消防、警察、医療機関、事業者、販売店との連絡日時と内容
事故品や包装を捨てたり、洗浄・修理・分解したりすると、後から状態を確認しにくくなる場合があります。ただし、危険物の保管方法や消防等からの指示がある場合は、その指示に従ってください。危険な状態の物を証拠のために自宅へ残すよう一律に勧めるものではありません。
相談先の役割を分ける
| 相談先 | 主な役割 |
|---|---|
| 消防・救急(119) | 火災、救急など緊急性がある状況 |
| メーカー・輸入事業者・販売者 | 対象商品の確認、点検・修理・回収・交換等の案内 |
| 消費者ホットライン188 | 最寄りの消費生活センター等につながり、消費者トラブルを相談 |
| NITE | 製品事故情報の収集・調査・分析。消費者向け連絡先は消費生活センターまたは188を案内 |
NITEは、消費者からの製品事故情報について、最寄りの消費生活センターまたは消費者ホットライン188への連絡を案内しています。NITEの事故情報は調査の進展により内容が変わることがあり、速報だけで個別事故の原因を断定しないことも大切です。
リコール対象だった場合
対象製品と確認できたら、事業者が案内する使用中止、回収、返金、交換、点検、修理などの手順に従います。返送方法や梱包方法も自己判断せず、事業者の指示を確認してください。火災や破損があった商品は、通常の宅配便で送れない可能性もあります。
同じ商品名でも型番、製造期間、ロット、販売時期などで対象範囲が異なる場合があります。「似ている」「同じブランド」という理由だけで対象・対象外を決めないでください。
よくある質問
リコール情報が見つからなければ使い続けてよいですか?
見つからないことだけでは安全と判断できません。ひび、変形、焦げ、発煙、異臭などがあれば使用を止め、商品情報をそろえて事業者へ確認してください。
事故品は必ずそのまま保管すべきですか?
状況確認に役立つ場合がありますが、安全が最優先です。火災や化学物質、鋭利な破片などの危険がある場合は、消防・警察・自治体・事業者等の指示に従い、危険を冒して保管しないでください。
188とNITEのどちらへ連絡しますか?
一般消費者の相談先として、NITEは最寄りの消費生活センターまたは消費者ホットライン188を案内しています。火災や救急など緊急性がある場合は、188より先に119番等へ連絡してください。
まとめ
お香や香立てのリコールを確認するときは、メーカー名、商品名、品番・型番・ロットをそろえ、消費者庁と事業者の最新情報を照合します。事故や異常が起きた場合は、避難・通報・受診など安全確保を最優先し、再使用を止めてください。安全になってから商品情報、写真、購入記録、連絡履歴を整理し、事業者や消費生活センターへ相談します。
参考情報
- 消費者庁「リコール情報サイト」
- 消費者庁「リコール情報サイトの検索概要」
- 消費者庁「リコール情報サイトについて」
- 消費者庁「事故情報の集約等」
- NITE「事故情報収集制度様式」
- NITE「最新事故情報」
- 総務省消防庁「火災発生時の基本行動」
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