京都には数多くの歴史あるお香のお店があり、その中でも特に注目すべき老舗がいくつかあります。
- 林龍昇堂 - 創業は天保五年（1834年）で、薫物線香、焼香、伽羅や沈香など、品質にこだわったお香を提供しています。店舗では、お香の形、色、立ち上る煙の姿、そして広がる香りを五感で楽しんでいただけるよう心掛けています。
- 薫玉堂 - 安土桃山時代の1594年に創業し、日本最古の御香調進所としてその伝統を受け継ぎながら、現代にも合うような香りを提供しています。古典文学にも登場するような、暮らしの中で香りを楽しむ商品を取り揃えています。
- 松栄堂 - 300年以上の歴史を持ち、京都の中京区に位置します。季節の提案商品など、バリエーション豊かな香りのアイテムを提供しており、初めての方でも楽しめる聞香体験なども行っています。
- 鳩居堂の聞香処 - 創業300年を超えるお香や書画文具の店が手掛ける体験スポットで、京町家の店内で聞香体験をしながらお茶とお菓子をいただけます。伽羅や沈香の香りを電子香炉で楽しむことができ、香りは20～30分ほど持続し、残った香木は持ち帰ることも可能です。
これらのお店は、京都の伝統と現代のニーズを融合させた香りの商品を提供しており、それぞれに特色があります。訪れることで、日本の香り文化の深さと魅力を体験することができるでしょう。