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煙が下に流れ落ちるお香とは?神秘的な倒流香

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煙が下に流れ落ちるお香とは?神秘的な倒流香

香りを楽しむお香。今回はそんなお香の中で煙を見て楽しむ「倒流香」についてご紹介をしたいと思います。

煙が下に流れるお香

煙が下に流れ落ちる倒流香とは?

日本では流川香と呼ばれる倒流香。その特徴はお香の煙が上ではなく下に落ちていくことです。火をつけてから煙が流れ始めるまでに少し時間がかかりますが、一度流れ始めるとまるで川の流れのように煙が落ちていくのが大きな特徴です。煙が流れやすいように作られた専用の香炉を使うことでよりお香ライフを楽しむことができる一品です。繊細な煙の動きを楽しむアイテムなので、扇風機やシーリングファンなどの風でも煙が乱れてしまうため、煙の動きを楽しみたいときはなるべく風のない環境でやりましょう。

なぜ煙が下に流れ落ちるのか?

煙が下に流れ落ちる仕組みは2つの要素が関係しています。

・温度差による煙の対流

・通常のお香よりタールの比重を高めて煙が下に流れるようにする。

温度差による煙の対流

基本的に倒流香はコーンタイプの形をしており中心に穴があいています。その形状から「煙流れ」と呼ばれる現象が起きやすくなります。これは、お香が燃える際に発生する温度差と気流の影響によるものです。お香を燃やすと、香り成分や煙が発生します。この際、お香の炎が高温となり、その熱によって周囲の空気が温められます。温かい空気は軽く、上昇する傾向があります。一方で、周囲の空気は比較的冷たいため、煙や香り成分を含んだ気流が上昇しやすくなります。この上昇する気流によって、お香の煙も一緒に上昇します。しかし、煙が上昇する過程で周囲の空気との対流が生じ、煙が広がったり分散したりすることがあります。こうした煙の上昇と対流の影響により、煙は下に向かって流れるように見えることがあります。これは、温度差と気流の相互作用による現象です。煙が下に流れるお香の仕組みは、主に熱の移動と気流の動きによって説明されます。したがって、お香を燃やす際の温度差や気流の影響が、この現象の要因となっています。

タールの比重を増やす

また形とは別にお香に含まれるタールの含有量によって落ちやすさが変わるという仕組みも煙が下に流れることに関係しています。体に害がある、などのサジェストも見ることがありますがタバコなどに含まれるタールやニコチンのようなイメージでしょうか…?

神秘的な倒流香を楽しむには専用の香炉を使おう!

いかがでしたでしょうか。ぜひ煙の動きも楽しんでほしい倒流香。このお香を楽しむには煙のうごきを楽しめる専用の香炉を使うのが良いです。

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