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香道の七つ道具とは?使い方を調べてみた。

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香道の七つ道具とは?使い方を調べてみた。

香道、日本の伝統的な香りの世界を探究する芸術、は繊細で精緻な技術と深い精神性を要求します。その中心にあるのが「七つ道具」です。これらの道具は、香木の準備から香りを楽しむまでの一連の過程で欠かせない役割を果たします。以下、それぞれの道具について使い道を含めて詳しく見ていきましょう。

香道の七つ道具

1. 火筋(ひすじ)

火筋は、香炉に入れる灰を整えるために使用される火箸です。灰の上に均一な火筋を作り出すことで、香木が均等に熱を受け、一定の香りを放つことができます。この道具は、香りの質を左右する重要な役割を担っています。

2. 灰押(はいおし)

灰押は、香炉の中の灰を平にするための銀製のヘラです。香炉内の灰を適切に整えることで、香木が安定して熱を受ける基盤を作ります。この行為は、香りが一定して放出されるために不可欠です。

3. 羽箒(はぶき)

羽箒は、灰ごしらえの際に香炉の内側や縁の灰を払うために使用される道具です。この繊細なブラシは、灰を均一に整えるのに役立ち、香炉を清潔に保ちます。羽箒を使うことで、美しい香炉の状態を維持し、香りの体験を高めます。

4. 銀葉挟(ぎんようばさみ)

銀葉挟は、銀葉をつかむために使用されるピンセットのような道具です。銀葉は香木を置く際の下敷きとして機能し、この挟みを使って繊細に扱います。これにより、香木と灰の直接的な接触を避け、均一な燃焼を助けます。

5. 香筋(こうすじ)

香筋は、香木を扱うための箸です。香木を香炉に置く際に使用され、香木を繊細に扱うことが可能になります。これは、香りを純粋に保つために重要な道具です。

6. 香匙(こうし)

香匙は、香木を香包からすくい取り、銀葉の上に置くために使用される道具です。この小さなスプーンは、香木を繊細に扱い、適切な量を香炉に移すのに役立ちます。

7. 鶯(うぐいす)

鶯は、使用済みの本香包を刺して置くための銀製の串です。この道具は、香道の儀式の中で使われた材料を美しく展示し、整理するために使用されます。

これらの七つ道具は、香道の実践においてただ単に実用的な役割を超え、儀式の美しさと精神性を高める象徴的な要素となっています。道具を使いこなすことは、香道を深く理解し、その芸術性を享受する第一歩です。

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